小田原医師会 会長の挨拶

小田原医師会は昭和20年代に発足し、現在、小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町の病院・診療所で活躍する約320人余の医師で構成されています。医療・福祉・介護の専門家として地域の皆様に貢献すべく様々な取り組みを行っています。当医師会独自の活動もありますのでご紹介いたします。
 「急患診療所」は年中無休。二次・三次病院との連携によって夜間は内科・小児科、休日日中は内科・小児科に加え耳鼻科・眼科診療を実施しています。「地域医療連携室」は“地域包括ケアシステム”の拠点として医療と介護の連携を担い、安心して暮らすことのできる地域づくりを推進しています。住民の皆様にも直接電話にて医師による医療相談、ならびに介護に関する相談を行なっています。「おだわら看護専門学校」は行政の補助をうけ、地域で活躍する看護師を養成しています。「成人・がん対策」「特定健診」は行政と二人三脚の事業で、がんの早期発見に注力するとともに高血圧・脳卒中対策を強化中です。小田原医師会として、東京オリンピック・パラリンピックにむけて「受動喫煙をしない・させない」社会環境の整備を啓蒙しています。「災害対策」は喫緊の問題。避難計画や救護活動など行政と協調を図って体制を構築していきます。県西地域2市8町における医療体制の構築のために、国・県が推進する「地域医療構想調整会議」を基盤として、より具体的な連携づくりに取り組んでいます。
新型コロナ感染症に対しては、現時点でワクチン接種が唯一の積極的な対策と考えられます。当医師会ではかかりつけ医を主体として猛烈なスピードで対応を図っており、多くの住民ができるだけ早期にワクチン接種を受けることで、1日も早く地域の活動が再開できる日が来る事を期待しています。
 
地域住民にとって大切な、高齢の方々のための介護の問題、働く世代の医療・健康管理、そして小児医療のニーズに対応すべく日々活動しています。これらの医師会活動を住民の皆様に理解し活用していただくために、各種の広報誌においても医師会からの情報発信をしています。ご意見・ご要望がありましたらお教えいただきたいと願います。
 
人と人との「和」を大切にし、組織の「輪」を広げて地域の活力を高めてゆけるよう運営してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 

                                2021年7月1日
                                一般社団法人小田原医師会
                                   会長  渡邊 清治
 

小田原医師会
会長 渡邊 清治

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